気候変動 その1
(気候変動はなぜ起こるのか?)

国土交通省気象庁のWEBサイトでは、気候変動が発生する要因が以下のように記載されている。
-引用-
気候変動の要因には自然の要因と人為的な要因がある。
自然の要因には大気自身に内在するもののほか海洋の変動、火山の噴火によるエーロゾル(大気中の微粒子)の増加、太陽活動の変化などがある。
特に、地球表面の7割を占める海洋は、大気との間で海面を通して熱や水蒸気などを交換しており、海流や海面水温などの変動は大気の運動に大きな影響を及ぼす。
一方、人為的な要因には人間活動に伴う二酸化炭素などの温室効果気体の増加やエーロゾルの増加、森林破壊などがある。
二酸化炭素などの温室効果気体の増加は、地上気温を上昇させ、森林破壊などの植生の変化は水の循環や地球表面の日射の反射量に影響を及ぼす。
-引用終わり-
実際に温室効果ガスと地球の気温の相関を見てみよう。
二酸化炭素
(図1) 氷河期ー氷河期以外の期間における気温変動と温室効果ガスの相関
出所:IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書
1. グレーの部分は氷河期以外(比較的温暖)の期間を表す
2. 南極の氷の中の重水素変動(σD)(地球上の気温変化を見る上での代替指標)
3. 氷床に閉じ込められた空気や大気測定から求められるメタン(N2OCH4)の大気中濃度
4. 3と同様に計測した二酸化炭素(CO2)の大気中濃度
5. 3と同様に計測した一酸化二窒素(N2O)の大気中濃度
図1は過去65万年の間、地球上の気温の変化と温室効果ガス(メタン、二酸化炭素、一酸化二窒素)の大気中濃度がどのように変化してきたかを表している。
背景が白い部分が氷河期、グレーは間氷河期(比較的気温が温暖な期間)となり、現在は比較的気温が温暖な期間となっている。
そして、比較的気温が温暖な期間と同じく温室効果ガスの量も増えている。
気候変動そのものの原因は上述のように、自然要因と人為的があり、自然要因としては、ミランコビッチサイクル等で説明されている地球の軌道や地軸の変動によって太陽の日射量が変わりることで気温が変わっている部分が大きいと思う。
ただ、過去65万年の期間で一番右側のエリアでは、産業革命(1760年代~)以降、温室効果ガスがかつてないレベルで増えており、これは人為的な影響であるのは明らかである。
そして、今後数十年のうちに、気候変動にも大きく影響するであろう警告を多くの機関が出している。
相手が自然であるため気候変動そのものを無くすことはできない。
よって、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change))では、以下に変動を”緩和”するかと、どうやって環境に”適応”するかが方向性として定められている。